くらしマンション・住宅最前線

割安3000万円台3LDKが売れないヘンな時代

櫻井幸雄 / 住宅ジャーナリスト

 マイホームを買うとき、重視するのは「資産価値」か「居住満足度」か。これは、マイホームに関する永遠のテーマといえる。そして、どちらを重視するかは、時代によって変わってきた。

 昭和時代は「値上がり重視」、つまり「資産価値」に重点を置いて住まい探しをする人が多かった。だが、平成に入り、バブル崩壊後は「お金より心」といわんばかりに、「居住満足度」の方向に進んだ。それが、今、再び、「資産価値」重視の傾向が強まっている。

 その結果、「7000万円台の2LDKが売れても、3000万円台の3LDKが売れない」という特殊な状…

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櫻井幸雄

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。