くらし高齢化時代の相続税対策

高齢の兄弟姉妹の相続には遺言書が欠かせない

広田龍介 / 税理士

 東京都内のA男さん(80)は1男7女の8人きょうだい。姉6人、妹1人の構成は、大正、昭和初期であればさして珍しくないだろう。

 きょうだいのうち2人はすでに他界した。長女(94)、三女(90)、七女(78)の3人は配偶者を亡くして独身になり、軽い認知症や足腰の障害のため、現在は高齢者施設に入居している。残る2人は結婚し、子供や孫に囲まれて幸せに暮らしている。A男さんにも子供2人と数人の孫がいる。

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。