軽自動車の生産が止まった三菱自の水島製作所。門の上に飾られているのは生産停止車種の一つ「eKスペース」=三菱自動車提供
軽自動車の生産が止まった三菱自の水島製作所。門の上に飾られているのは生産停止車種の一つ「eKスペース」=三菱自動車提供

政治・経済自動車不正リポート

「軽」で笑って泣いた三菱自動車と業界の行方

中村智彦 / 神戸国際大学教授

 この4月、軽自動車税の納税通知書を見て驚いた人もいるだろう。2016年4月から、車両番号登録後13年を超える軽自動車には重課税率が適用され、1万2900円となるのだ。15年4月には、従来の7200円から1万800円へと1.5倍の増税となっていた。

薄れる軽自動車の「お得感」

 国内の自動車販売市場は長らく低迷が続き、諸外国と比較しても複雑で数の多い自動車関連税の見直しが図られている。自動車取得税は、消費税が5%から8%にアップした14年4月に従来の5%から3%に減税された。さらに、消費税10%への増税時には、廃止される予定だ。

 ところが、この自動車取得税の減税に反発したのが地方自治体である。自動車取得税は地方税であり、税収が…

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中村智彦

中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、日テレ系「世界一受けたい授業」の工場見学担当も務める。

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