資本業務提携を発表し、握手を交わす日産のカルロス・ゴーン社長(左)と三菱自の益子修会長=2016年5月12日、徳野仁子撮影
資本業務提携を発表し、握手を交わす日産のカルロス・ゴーン社長(左)と三菱自の益子修会長=2016年5月12日、徳野仁子撮影

政治・経済自動車不正リポート

日産の三菱自動車“救済”は業界大再編の引き金

中村智彦 / 神戸国際大学教授

 三菱自動車の燃費データ不正は、軽自動車を中心とした国内市場と、その生産を担っていた水島製作所(岡山県倉敷市)や岡山県に大きな影響を及ぼしている。海外でも三菱自に関する報道はされているが、いまのところ海外市場への影響は出ていないという。輸出向けを中心に製造する名古屋製作所(愛知県岡崎市)の操業は続いており、愛知県などの三菱自動車に関連する中小企業への影響も軽微だ。

この記事は有料記事です。

残り2348文字(全文2531文字)

中村智彦

中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、日テレ系「世界一受けたい授業」の工場見学担当も務める。

イチ押しコラム

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
地下化されたワルシャワ中央駅上の広場。スターリン建築と民主化後のビルが林立する(写真は筆者撮影)

西に移動させられた国ポーランド 首都ワルシャワの今

 ◇ポーランド・ワルシャワ編(1) 36年前、高校の文化祭のディベートで、「史上最大の英雄は誰か」というお題に、「ポーランドで共産…

メディア万華鏡
週刊文春11月1日号

メディア騒がすドタキャン沢田研二の「格好いい老後」

 騒ぎ過ぎじゃないか。取り上げ方の息もなんだか長い。ジュリーこと沢田研二さん(70)が、10月17日にさいたまスーパーアリーナで予…

職場のトラブルどう防ぐ?

「部下の夫から連日クレーム」42歳女性上司の困惑

 A美さん(42)は、夫が院長を務めるクリニックの事務長を務めています。2カ月前から経理担当として働いているB子さん(33)の夫か…

ニッポン金融ウラの裏

進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか

 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けている。社…

知ってトクするモバイルライフ
デザインや機能を一新した「iPadプロ」。左が11型、右が12.9型

新「iPadプロ」はホームボタンなくして超高性能

 アップルは、米ニューヨークで10月30日(現地時間)、「iPadプロ」の新モデルを発表した。11月7日に発売される予定で、価格は…