記者会見で質疑に応じる舛添要一・東京都知事=2016年6月3日、小川昌宏撮影
記者会見で質疑に応じる舛添要一・東京都知事=2016年6月3日、小川昌宏撮影

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「舛添都知事の謝罪」が謝罪になっていない理由

川井龍介 / ジャーナリスト

 公私混同問題で説明責任と謝罪を求められている舛添要一東京都知事は、うまく謝罪ができているといえるでしょうか。思いは伝わっているでしょうか。

 仕事でも私生活でも、人生に「謝罪」はつきもの。間違いや失敗はだれにでもあり、大切なのはそのときどう謝罪するかです。これを間違えると、謝罪が謝罪にならず、かえって不信感を与えることになったり、怒りを増幅させたりします。

 謝罪のなかには、自分は悪くはないが事情があって謝らなければいけない場合もあります。こうした場合の謝…

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川井龍介

川井龍介

ジャーナリスト

1980年慶応大学法学部卒。新聞記者などを経てフリーのジャーナリスト、ノンフィクションライター。実用的な文章技術を説いた「伝えるための教科書」(岩波ジュニア新書)をはじめ「大和コロニー~フロリダに『日本』を残した男たち」(旬報社)、「フリーランスで生きるということ」(ちくまプリマ―新書)を2015年に出版。このほか「ノーノー・ボーイ」(ジョン・オカダ著、旬報社)の翻訳をてがける。