くらし育児サバイバル

30代共働き部下を「使えない」と責めるバブル上司の罪

藤田結子 / 明治大商学部教授

 現在、子どもがいる30代夫婦の世帯では、5割以上が共働きです。20年ほど前、子どもがいる30代夫婦で共働きだったのは2〜3割でした(2012年、1997年「就業構造基本調査」)。

 今の50代が子育て真っ最中のころ、夫の給料は家族を養う程度にはあり、専業主婦の妻が働く夫を全面的にサポートしていました。そのせいか、今日の共働きの切実な状況を理解できない上司に、若手社員が悩まされるケースも多いようです。

この記事は有料記事です。

残り1972文字(全文2173文字)

藤田結子

藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。4歳の男の子を子育て中。