くらし高齢化時代の相続税対策

「後継者探しと事業継続」は従業員へのトップの責任

広田龍介 / 税理士

 東京都千代田区のSさんは90歳。5年前に妻を亡くし、現在は1人暮らし。子供はいない。

 45歳の時、勤めていた会社を辞め、当時妻が経営していた飲食店を廃業して事務所に改造、個人事業を始めた。以来妻と二人三脚でがんばり、妻を亡くした今も現役で元気に働いている。

 15年前、等価交換で共同ビルを建て、1フロアを取得して、半分を個人事務所に使い、残り半分を賃貸事務所として運営している。

 自宅マンションは事務所から歩いて5分ほど。事務所には誰よりも早く出てくる。お客さんと話すことが一番…

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。