マネー・金融経済を読む

高値圏都心マンションが“バブル”に見える四つの理由

塚崎公義 / 久留米大学商学部教授

都心マンション価格(1)

 都心部のマンション価格の高値傾向が続いています。不動産調査会社の東京カンテイによると、中古マンション価格はアベノミクスの始まる前、すなわち2013年はじめと比べて首都圏で2割強、都心6区では4割ほど上昇しているようです。これはバブルなのでしょうか?

 バブルというのは、株式や不動産といった資産の価格が、実体経済から妥当と考えられる価格からかけ離れて上昇することを言います。

 人々が投機だと認識し、今日買って明日売ろうと考えている場合と、人々が実体経済に異様に強気の見通しを…

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塚崎公義

塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。