くらし下流化ニッポンの処方箋

「自腹・超勤・休みなし」ここまで来たブラックバイト

藤田孝典 / NPO法人ほっとプラス代表理事

 千葉地裁で今、おそらく全国で初めての「ブラックバイト民事訴訟」が行われています。

 被告は、大手飲食店チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」のフランチャイズ運営会社。アルバイトだった原告の男子大学生Aさんが、未払い賃金や店長の暴行、暴言への慰謝料など計約800万円の支払いを求めた民事訴訟です。

 現代の労働環境の異常さと厳しさを象徴する裁判であり、私も少し関わっているので、今回はこのケースを紹介します。

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藤田孝典

藤田孝典

NPO法人ほっとプラス代表理事

1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授、反貧困ネットワーク埼玉代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版)「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」など。