安倍晋三首相=2016年10月18日、川田雅浩撮影
安倍晋三首相=2016年10月18日、川田雅浩撮影

マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

アベノミクス推奨「JPX日経指数」が不人気な理由

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 アベノミクスの成長戦略の一つとして鳴り物入りで登場した「JPX日経インデックス400」と呼ばれる株価指数が証券市場で一向に普及しない。この株価指数を活用した投資信託商品が先細りになってきているのだ。同指数が公表されてから来年1月で3年の節目を迎えるが、その存在意義の議論が高まってきそうだ。

 「JPX日経インデックス400」は、証券市場における成長戦略の象徴として、2014年1月に指数公表が始まった。東京証券取引所を傘下に置く日本取引所グループ(JPX)などが、東証上場銘柄から400銘柄を選び、加重平均で株価指数を算定している。

 株価指数として有名なのは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)だ。日経平均株価は東証1部上場企…

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浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。