第一勧業信用組合の本部=東京都新宿区四谷で11月25日撮影
第一勧業信用組合の本部=東京都新宿区四谷で11月25日撮影

マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

無担保・無保証「芸者ローン」を始めた信組の地域密着度

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 今、東京都内のある中小金融機関の活動が注目を集めつつある。新宿区四谷に本部を構える第一勧業信用組合である。多くの金融機関が「貸し出し難」とぼやき、新規貸し出しが低迷するなかで、同信用組合は事業性ローンを着実に積み上げているほか、若者の創業支援などの事業で独自の領域を切り開いている。その取り組みの一端を紹介したい。

 今年、金融業界で隠れた話題商品の一つとなった第一勧業信用組合の事業性ローンがある。その名を「芸者ロ…

この記事は有料記事です。

残り1671文字(全文1879文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?
 

「定時帰りは無理!?」26歳女性“固定残業代”への疑問

 A子さん(26)は、3カ月前に今の会社に転職しました。職種は営業アシスタントです。転職以降、定時に上がれる日がほとんどありません…

知ってトクするモバイルライフ
プライバシー重視の方針を打ち出すアップル。開発者向け会議でもプライバシーに関してはたびたび言及される(写真は2018年6月のアップルの年次開発会議<WWDC>)

アップルが「GAFA」一括りにされるのを嫌がる理由

 総務省は、電気通信事業法の「通信の秘密」の規定を、巨大なプラットフォームを持つ海外のIT企業にも域外適用する方向で検討を進めてい…

ニッポン金融ウラの裏
 

キャッシュレス化20%「日本は遅れてる」はホント?

 「デジタルマネー」が引き続きホットな話題となっている。政府が推進するキャッシュレス化社会の流れに沿った議論だ。だが、さまざまな官…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ユジノサハリンスク市街でのイベントにいた着ぐるみ。ちょっと不気味なところがロシア的?(写真は筆者撮影)

サハリン「ユジノサハリンスク」旧樺太の地の今は

 ◇ロシア・ユジノサハリンスク編(1) ロシア・サハリン州の、州都ユジノサハリンスク(日本語にすれば「南サハリン市」)。成田空港か…

メディア万華鏡
 

「準強制性交」の罪名に感じる司法の“男性バイアス”

 「薬飲ませ女性暴行の疑い 昭和大の医師2人、容疑否認」「田畑毅議員が辞職願 衆院に提出 女性とトラブル」「新井浩文被告 500万…