首都ワシントンの「トランプ・ホテル」の前で抗議活動する若者ら=2016年11月15日、西田進一郎撮影
首都ワシントンの「トランプ・ホテル」の前で抗議活動する若者ら=2016年11月15日、西田進一郎撮影

グローバル海外特派員リポート

子供の心にも「分断」移民と多様性の米国はどこへ?

清水憲司 / 毎日新聞北米総局特派員(ワシントン)

 米大統領選は大方の予想を覆し、共和党のドナルド・トランプ氏(70)が勝利した。金融市場は株高・ドル高と好意的に反応し、政策面でも環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの離脱を除けば、今のところ現実路線へと修正する兆しを見せている。ただ、反移民的な姿勢の大統領誕生で、封印されていた差別の感情が噴き出す恐れもある。身近で感じるのは新政権への高揚感ではなく、社会が負った深い傷だ。

 筆者が住むのは首都ワシントンを囲むように位置するメリーランド州。各国の大使館や国際機関があり、国際…

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清水憲司

清水憲司

毎日新聞北米総局特派員(ワシントン)

1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を経て99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て2004年経済部に移り、流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当し、東日本大震災後には特別報道グループで核燃料サイクル政策も取材した。14年北米総局の特派員となり、米国経済の動向や企業取材を担当している。

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