マネー・金融経済を読む

若者が国民年金保険料を払った方がいい理由

塚崎公義 / 久留米大学商学部教授

 若者には、「どうせ我々は年金を受け取ることができないのだから、年金保険料は払わない」という人も多いと聞きます。しかし、専門家たちは「国民年金保険料は払った方が得だ」と言っています。そこで今回は、国民年金保険料を納めるべき理由について考えてみましょう。

 日本の年金制度は、公的年金と私的年金から成っています。公的年金は政府が強制的に国民を加入させているものです。私的年金は、各企業や各個人がそれぞれ行っているものです。公的年金が2階建てになっていて、その上に私的年金があるので、日本の年金制度は3階建てだ、と言われているわけです。

 1階部分は、20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金、2階部分は公務員を含むサラリーマン…

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塚崎公義

塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。

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