東芝本社ビル=2015年12月、内藤絵美撮影
東芝本社ビル=2015年12月、内藤絵美撮影

政治・経済東芝問題リポート

「資産査定が大甘?」東芝・原子力事業のアリ地獄

編集部

 昨年末、「米国の原子力事業で数千億円の損失の可能性がある」と発表した東芝。これだけ巨額の損失の可能性が突然表面化したのはなぜか。東芝はこれまでにも、子会社である米原子力大手ウェスチングハウスの1000億円を上回る損失を2年半にわたり隠してきた過去がある。それと同じ「隠蔽(いんぺい)」なのだろうか。

 今回の経緯を詳しく見てみよう。ウェスチングハウスは、子会社である米S&W社と共同で、米国内で原子力発電所4基の建設に取り組んできた。その完成までの資材や人件費のコストが想定より大幅に増加する可能性が出てきた。その結果、S&W社の資産価値が大幅に下落する可能性があり、ウェスチングハウスと、親会社の東芝が、ともに損失処理を迫られるかもしれない、というのだ。

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長く経済分野を取材してきた今沢真・毎日新聞論説委員を編集長にベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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