くらし下流化ニッポンの処方箋

“小田原ジャンパー”で露呈 生活保護蔑視のリアル

藤田孝典 / NPO法人ほっとプラス代表理事

 前回記事「「生活保護は施しではなく国民の権利」という常識」に続き、生活保護の申請についてもう少し詳しくお伝えします。

15~64歳の「働ける年齢」だと受給できない?

 2007年7月、北九州市小倉北区の民家で、男性(当時52歳)の餓死遺体が見つかりました。生活保護を打ち切られた元タクシー運転手で、日記には「ハラ減った。オニギリ食いたーい。25日米食っていない」などと書かれていました。

 肝障害や糖尿病の持病で仕事を続けられず、06年12月から月約8万円の生活保護を受給していましたが、…

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藤田孝典

藤田孝典

NPO法人ほっとプラス代表理事

1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授、反貧困ネットワーク埼玉代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版)「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」など。