米フロリダ南部には20世紀初頭から日本人移民の集落があり「ヤマト駅」もつくられた=モリカミ博物館提供
米フロリダ南部には20世紀初頭から日本人移民の集落があり「ヤマト駅」もつくられた=モリカミ博物館提供

グローバル経済プレミア・トピックス

「安倍・トランプ会談」の地に眠る日本人移民・酒井醸の夢

川井龍介 / ジャーナリスト

 トランプ米大統領が、2月10、11日に安倍晋三首相をフロリダ州パームビーチの別荘に招待し、ゴルフをしながら会談をするという。フロリダ州はアメリカ南東部、大西洋とメキシコ湾の間に突き出た半島に位置する。日本からは遠いが、実は20世紀の初め、日本人の移民が入植し、集落を築いていたという、意外な縁のある土地だ。

 日本人移民の入植地は、トランプ氏の別荘に近いフロリダ南部パームビーチ郡の一角。京都府宮津市出身で、…

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川井龍介

川井龍介

ジャーナリスト

1980年慶応大学法学部卒。新聞記者などを経てフリーのジャーナリスト、ノンフィクションライター。実用的な文章技術を説いた「伝えるための教科書」(岩波ジュニア新書)をはじめ「大和コロニー~フロリダに『日本』を残した男たち」(旬報社)、「フリーランスで生きるということ」(ちくまプリマ―新書)を2015年に出版。このほか「ノーノー・ボーイ」(ジョン・オカダ著、旬報社)の翻訳をてがける。