マネー・金融経済を読む

業者を規制して投資家を保護する金融商品取引法

塚崎公義 / 久留米大学商学部教授

 日本人の金融資産は、欧米諸国と比べて預貯金の比率が高く、株式等の比率が低くなっています。そこで政府は「貯蓄から投資へ」をスローガンとして、家計の預貯金を株式等への投資にまわしてもらう施策を講じています。その一つが、投資家保護です。法律で投資家を保護する具体的な規則を定めているのが「金融商品取引法(金商法)」です。今回は、この金商法について学びましょう。

 「投資家が、リスクのある商品を知らずに購入してしまい、思わぬ損失を被った」といったことがあると、「…

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塚崎公義

塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。