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背広を着た金融マンにフィンテックは使いこなせない

平野英治 / メットライフ生命副会長・元日銀理事

 米国大手金融機関のゴールドマン・サックスが金融取引の自動化を進めた結果、多くの株式トレーダーがより少数のコンピューターエンジニアに置き換わったとのニュースが最近話題になった。また今年2月に入ってから同社の株価は史上最高値を更新している。

 この二つのニュースは、金融のテクノロジー化、いわゆる「フィンテック(FinTech)」の進展が金融業界に及ぼす潜在的な影響を暗示している。

 ちなみに、同社のブラックフェイン最高経営責任者(CEO)は「ゴールドマン・サックスは今やテクノロジ…

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平野英治

平野英治

メットライフ生命副会長・元日銀理事

1950年生まれ。73年、一橋大学経済学部を卒業後、日本銀行に入行。33年あまりの勤務で国際局長や国際関係担当理事を歴任した。金融政策、国際金融の専門家で、金融機関の監督にも手腕をふるった。2006年に日銀理事を退任後、トヨタ自動車グループのトヨタファイナンシャルサービス株式会社に転じ、14年6月まで副社長を務めた。同年9月、メットライフ生命保険日本法人の副会長に就任。経済同友会幹事としても活動している。

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