バブル崩壊で銀座のバーやクラブは客が大幅に減った=1992年10月
バブル崩壊で銀座のバーやクラブは客が大幅に減った=1992年10月

くらし高齢化時代の相続税対策

バブル崩壊で困難になった相続税支払いと借金返済

広田龍介 / 税理士

 バブル時代が終わり、相続対策を行った資産家はその反動の大きさに驚いた。一般人も資産家も中小企業オーナーも地価急落に頭を抱え、相続破産、相続倒産も多発した。

 バブル時代は地価が上昇したので、銀行から多額の借金をして土地や建物を購入したり、自宅を取り壊して敷地にアパート、マンションを建築したりすることができた。相続税評価額を減額する節税対策である。

 現金は目減りする財産だったから、できるだけ持たない方がよいとも考えられていた。入手した不動産の資産…

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。