名古屋・栄の中心の通称「プリンセス大通り」も集客力の低下に苦しむ=中村智彦撮影
名古屋・栄の中心の通称「プリンセス大通り」も集客力の低下に苦しむ=中村智彦撮影

政治・経済良い物をより高く売る経営

集客力低下「名古屋・栄」は“居住地域”で復活するか

中村智彦 / 神戸国際大学教授

名古屋の街並み大変化(2)

 名古屋市は、名古屋城(中区)を中心に栄えた歴史を持つ。明治時代に鉄道が敷設された際には、城下に住宅や建物が密集していたことから市街地の南の外縁部を回り込む形になった。中心地の栄地区(中区)は、JR東海道線・名古屋駅(中村区)とJR中央線・千種駅(千種区)のほぼ中間に位置し、いずれの駅からも地下鉄かバスを利用する必要がある。それぞれ2キロほどの距離だ。

 20年ほど前までは、名古屋駅周辺に飲食店や物販店が少なかった。「知人が名古屋駅に夜9時に着くので早…

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中村智彦

中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、日テレ系「世界一受けたい授業」の工場見学担当も務める。