海外特派員リポート

「米・カナダ対立激化」NAFTA再交渉は難航必至

清水憲司・毎日新聞経済部記者
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NAFTA見直し交渉を担当するロス米商務長官(右)。左は、メキシコのグアハルド経済相=米ワシントンで2017年6月6日、清水憲司撮影
NAFTA見直し交渉を担当するロス米商務長官(右)。左は、メキシコのグアハルド経済相=米ワシントンで2017年6月6日、清水憲司撮影

 米国とカナダ、メキシコの3カ国による北米自由貿易協定(NAFTA)見直し交渉が今夏にも始まる。協定見直しを公約に掲げて発足したトランプ政権が5月、米議会に再交渉を始めると通知した。

 再交渉を控え、米国とカナダの間で緊張が高まってきた。当初は米国産のチーズ原料へのカナダ政府の規制といった乳製品をめぐる貿易摩擦だった。その火種は木材、石炭、航空機の貿易摩擦へと拡大している。対立の発端になった米国、カナダ両国の酪農地帯を取材した。

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清水憲司

毎日新聞経済部記者

 1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を卒業後、99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て、東京経済部で流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当した。2014~18年には北米総局(ワシントン)で、米国経済や企業動向のほか、通商問題などオバマ、トランプ両政権の経済政策を取材した。