スキル・キャリア職場のトラブルどう防ぐ?

「限定正社員と定休日」導入で働き方を変えた小売店

井寄奈美 / 特定社会保険労務士

 A社長(50)は、12店舗を展開する小売りチェーンの経営者です。従業員数は全部で約200人。うち正社員が40人、残りがアルバイト・パートスタッフです。A社長は人手不足に悩まされていました。そこで、限定正社員の制度を導入することにしました。人手不足解消のヒントとなる事例として紹介します。

人手不足で休みが取れない職場に

 A社長の会社では、管理本部の6人以外の正社員は、店長や副店長、常勤スタッフとして現場の店舗に配属されています。店舗の営業時間は午前10時から午後8時まで。正社員の勤務時間は、1カ月を平均して1週40時間以内の法定労働時間内となるようにシフトを組み、早番と遅番の交代制にしていました。

 アルバイト・パートスタッフの働き方はさまざまです。正社員よりも勤続年数が長く、正社員とほぼ同じ時間…

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井寄奈美

井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/

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