
エアバッグメーカー・タカタの創業家社長、高田重久会長兼社長は最後まで、タカタが民事再生法の申請を行ったことに未練が残る口ぶりだった。
エアバッグの欠陥により大量リコール(回収・無償修理)を出した自動車部品メーカー大手のタカタは6月26日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、同日受理された。タカタの米国子会社TKホールディングスも米連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請した。
公式的な負債総額は3800億円だが、トヨタ自動車が同日にリコール関連債権は5700億円と発表するな…
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編集部
長く経済分野を取材してきた今沢真・毎日新聞論説委員を編集長にベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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