街頭演説する安倍晋三首相。「辞めろコール」に激高する場面も=JR秋葉原駅前で2017年7月1日午後、藤井達也撮影
街頭演説する安倍晋三首相。「辞めろコール」に激高する場面も=JR秋葉原駅前で2017年7月1日午後、藤井達也撮影

社会・カルチャーメディア万華鏡

“批判と異論”を許さない「安倍一強」体制の弱さ

山田道子 / 毎日新聞紙面審査委員

 日本ABC協会が2016年下半期(7~12月)の雑誌実売部数を発表した。トップは「週刊文春」で42万7229部。上半期よりは減っているが、前年同期より5万部近く増えた。「週刊現代」31万3694部、「週刊新潮」25万7104部、「週刊ポスト」24万6082部と続く。

 総合週刊誌業界は実売部数が減り、厳しさを増している。そんななかで週刊文春が部数を増やしているのは、スクープ「文集砲」のすごさだろう。けれど、「文春砲」しかない社会はおもしろくないし、嫌だ。

 「文春砲」といえども、それだけだと週刊誌業界は必ず衰退する。週刊誌の種類が多い社会のほうがいい。流…

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山田道子

山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。