くらし高齢化時代の相続税対策

海外居住者の相続は税制も文化も大違いで“さあ大変”

広田龍介 / 税理士

 グリーンカード(米国居住権)を取得し、3年前からハワイで暮らしていたKさん(70)が亡くなった。その相続手続きの話である。

 Kさんの財産は、ハワイの居住用住宅と預貯金、日本の不動産と預貯金だ。相続人は、日本在住の長男(42)と次男(40)で、配偶者はいない。

遺産を残す方に課税する米国、受け取った方に課税する日本

 相続・贈与の税制は日米では大きく違う。特に、納税義務者の取り扱いが正反対だ。

 日本における相続・贈与の納税義務者は、財産を取得した受贈者、受遺者、相続人だ。遺産を受け取った者が…

この記事は有料記事です。

残り1066文字(全文1312文字)

今なら最大2カ月100円! キャンペーン実施中! 詳しくはこちら

広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?
 

「自分勝手に勤務?」ママパートに困惑する歯科経営者

 A夫さん(42)は、自分のクリニックを経営する歯科医師です。パートの歯科衛生士で3児の母であるB子さん(33)の“自分勝手な勤務…

ニッポン金融ウラの裏
 

地域銀行が「収益力強化」のために今年やるべきこと

 今年の金融分野の課題は何か――。前回は証券市場の問題を考えたが、今回は間接金融、つまり銀行業界に目を向けてみたい。最大級のテーマ…

知ってトクするモバイルライフ
ディスプレーを折りたためる「フレックスパイ」

5Gに向け新作スマホ「二つ折り画面」は普及するか

 米ラスベガスで1月8~11日、世界最大の家電・IT見本市「CES」が開かれた。 パソコン、テレビから人工知能(AI)を採用した白…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
アフリカの服やクラフトを売る店が150店も並ぶ「ウォーターシェッド」でエスワティニ(旧スワジランド)の手作り品を売っていた黒人と白人のコンビ(写真は筆者撮影)

ケープタウンを探索 カラフルな街並み“意外に安全”

 ◇南アフリカ編(2) シンガポールとヨハネスブルクで乗り換え、羽田から24時間少々かけてたどりついた、南アフリカ共和国のケープタ…

メディア万華鏡
西武・そごうのサイトに公開された広告動画

西武そごう広告とSPA!「残念なメディア」の共通項

 昨年の新語・流行語のトップ10に、性暴力を告発する「#MeToo」が入って喜んでいたら、新年早々、メディアと女性をめぐるがっかり…