広島市の平和記念公園の対岸にある原爆ドーム
広島市の平和記念公園の対岸にある原爆ドーム

社会・カルチャー切ない歌を探して

ムスタキも日系米国人3世も歌ったあの広島の夏

森村潘 / ジャーナリスト

 忘れていた歌を、ふとしたきっかけで思い出すことがある。ジョルジュ・ムスタキ(Georges Moustaki)の「ヒロシマ(Hiroshima)」。

 戦後に始まった合唱を楽しむ運動「うたごえ」を長年続ける知人の家で、酒杯を交わしながら一緒にあれこれ歌っていて、知人が「ヒロシマ」を歌うのを聴いた。

プロテストソングの枠を超えた詩情

 それは、一種の反戦歌としてオリジナルの詞を変えた「日本語バージョン」だったが、ギター1本をバックに、久しぶりに聴いた物悲しげなメロディーに、ムスタキの魅力が自分の中でよみがえった。

 自宅に戻り、昔のLPレコード(ベスト盤)を引っ張り出した。淡々と語るように、ムスタキが詩的な言葉(…

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森村潘

森村潘

ジャーナリスト

大手新聞、雑誌編集などを経てコミュニティー紙の編集などに携わる。ジャンルを超えて音楽を研究、アメリカ文化にも詳しい。

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