マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

ATMで気軽に借金できる銀行カードローンのワナ

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 無担保の消費者ローンであるカードローンの増加を巡って、銀行などの金融機関に批判が集まっている。ここにきて増加に転じた自己破産件数が批判の背景にある。さらにいえば、銀行カードローンの背後に、消費者金融会社が保証会社として利用され、保証料を稼いでいるという実態がある。

 どういうことか説明しよう。銀行は無担保で消費者にカードローンを行っている。返済不能になると、銀行に損が出てしまう。そうならないように、返済不能になったときに損失を穴埋めする「保証」を、消費者金融会社が銀行に対して行っているのだ。もちろん保証はタダではない。その保証料が上乗せされ、消費者へのカードローン金利が高くなっているというのだ。

この記事は有料記事です。

残り1378文字(全文1679文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。