スキル・キャリアキャリアを築くヒント

嫌々だった営業に前向きになれた「目の前の小さな目標」

細川義洋 / ITコンサルタント

 組織で働いていると、望まない部署に異動したり、やる気の出ない仕事をしたりしなければならないことがあります。私もIT企業に技術者として入社しましたが、数年後に営業部へ異動になりました。当初は心の整理がつかず、モヤモヤした日々を過ごしていました。

異動で仕事を取り上げられた気分に

 私自身はモノを売ることに興味がなく、大きな受注を取っても事務処理が増えるのでうっとうしく思っていました。受注を目指して顧客を訪ねることもなんだかむなしく感じていたのです。ただ「うっとうしい、むなしい」だけなら我慢もできるかもしれませんが、好きでがんばっていた技術者の仕事を急に取り上げられた気分を引きずっていました。

 元同僚の技術者たちが楽しく技術談義しているのをねたみ、最新技術の話題が出れば焦りました。そして、会…

この記事は有料記事です。

残り1390文字(全文1737文字)

細川義洋

細川義洋

ITコンサルタント

1964年、神奈川県生まれ、立教大学経済学部経済学科卒。NECソフト(現NECソリューションイノベータ)、日本IBMでシステム開発やコンサルティングを行う。著書に「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」「IT専門調停委員が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則」(日本実業出版社)などがある。