米国のアーリントン国立墓地にある「無名戦士の墓」=2006年8月7日、及川正也撮影
米国のアーリントン国立墓地にある「無名戦士の墓」=2006年8月7日、及川正也撮影

グローバルWorld Watch(ワールド・ウオッチ)

撤退論者トランプ氏も「増派」決断 アフガン戦争の泥沼

会川 晴之 / 毎日新聞北米総局長

 2001年9月の米同時多発テロをきっかけに始まったアフガニスタンでの戦いが泥沼化している。旧支配勢力「タリバン」が攻勢を強め、支配地域を拡大している。民間人を含めて死傷者が相次ぐ事態を受け、トランプ米大統領は8月21日に増派を決めた。開戦から16年を経た米国史上最長の戦争は、今後も続く終わりなき戦いになる。

 「直感では撤退だ。私は直感を大事にしてきた人だ」。トランプ氏はこう語りながらも、テロリストがはびこ…

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会川 晴之

会川 晴之

毎日新聞北米総局長

1959年東京都生まれ、北海道大学法学部卒、87年毎日新聞入社。東京本社経済部、政治部、ウィーン支局、欧州総局長(ロンドン)などを経て、2016年4月から現職。日米政府が進めたモンゴルへの核廃棄計画の特報で、11年度のボーン・上田記念国際記者賞を受賞。日本発の核拡散を描いた毎日新聞連載の「核回廊を歩く 日本編」で、16年の科学ジャーナリスト賞を受賞。著書に「核に魅入られた国家 知られざる拡散の実態」(毎日新聞出版)。