くらし高齢化時代の相続税対策

夫の死で発生した相続税10億円を妻はどう払ったか

広田龍介 / 税理士

 横浜市に住むN子さん(90)は、バブルの最盛期だった28年前に夫(当時66歳)を突然の病で亡くした。夫はこの地域の地主で多くの土地を所有していたため、相続税では大変な苦労を経験した。

 幹線道路が近くにできて、マンションが建ち並び始め、土地の評価額がぐんと上がった時に夫の相続が発生したのだ。

 子供は長男(66)と次男(62)の2人。当時、子供たちは仕事が忙しく、父の相続についてはN子さん任せで、あまり相談相手にならなかった。

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。

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