くらし高齢化時代の相続税対策

家は売却してお金で継承 時代で変化する相続

広田龍介 / 税理士

 最近、先祖代々引き継いできた財産の相続案件は、かなり少なくなってきている。

 現在の相続は、戦後、都心に集まってきた、いわゆる昭和1ケタ生まれくらいの人たちの相続がメインだ。つまり一代で築き上げた財産の相続。“企業戦士”として時に家庭を犠牲にして築き上げた財産というイメージだ。

 おりしも日本経済は高度成長期。いい大学を出ていい会社に就職をすれば安定した生活が約束され、仕事をすればするほど稼ぐことができた時代だった。

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。