那覇港に停泊するクルーズ船
那覇港に停泊するクルーズ船

政治・経済素顔の沖縄けいざい

クルーズ船が急増する沖縄は「アジアに一番近い日本」

渡部晶 / 沖縄振興開発金融公庫副理事長

 東京からみると、沖縄は日本の南の果てだ。羽田空港と那覇空港は、距離にして1687キロメートルあり、飛行機の所要時間は、2時間20分。しかし、日本は極東といわれるように、日本自体、世界の辺境にある。世界地図から考えれば、東京を中心にする必要もない。

 ここで、見方を変えて、那覇を中心にしてみると、福岡までは1008キロメートル、台北633キロメートル、上海835キロメートル、ソウル1260キロメートル、香港1438キロメートル、マニラ1470キロメートルというように、東京より近い距離で、2時間圏内にアジアの諸都市がある。アジアの主要都市からは4時間圏内となる。

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渡部晶

渡部晶

沖縄振興開発金融公庫副理事長

1963年福島県生まれ。87年京都大学法学部卒、大蔵省(現財務省)に入省。福岡市総務企画局長、財務省地方課長兼財務総合政策研究所副所長、内閣府大臣官房審議官(沖縄政策担当)などを経て、17年6月から現職。沖縄をはじめ、地域振興の仕事に携わってきた。「月刊コロンブス」(東方通信社)で書評コラムを掲載中。