深山に突然現れた「ミニ・コンクリートジャングル」のような首都アンドラ・ラ・ベリャ市街(写真は筆者撮影)
深山に突然現れた「ミニ・コンクリートジャングル」のような首都アンドラ・ラ・ベリャ市街(写真は筆者撮影)

グローバル藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

アンドラ公国 ピレネー山脈の急峻な地に生きる知恵

藻谷浩介 / 地域エコノミスト

アンドラ公国(1)

 スペイン北東部のカタルーニャ地方(バルセロナ周辺)で話されるカタルーニャ語は、スペイン語よりもむしろフランス語に近い独自の言語だ。最近話題の同地の独立は、スペイン語しか話さない住民も多いのでなかなか難しいだろうが、カタルーニャ語が国語の独立国は既に別に存在している。スペインとフランスの国境地帯にあるアンドラ公国だ。ピレネー山脈の峡谷の奥深く、人口8万人弱の極小国の実態とは。その第1回。

この記事は有料記事です。

残り2780文字(全文2984文字)

藻谷浩介

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外95カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。

イチ押しコラム

知ってトクするモバイルライフ
インタビューに答えたアップルのフィリップ・シラー上級副社長

アップル副社長が語る「iPhoneを支えるAIのスゴさ」

 iPhone XS、XSマックスの発売から、3カ月がたとうとしている。価格を抑えたXRも、11月に登場した。今年のiPhoneは…

ニッポン金融ウラの裏
 

日本では育たない?独立系金融アドバイザー「IFA」

 リテール証券の営業の新たな担い手として注目されているのがIFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)だ。証券会社や銀行から独立し、…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」は慰霊碑であるとともに現代アートのマスターピースでもある(写真は筆者撮影)

ベルリンで藻谷氏が見た「ナチスの忌まわしい記憶」

 ◇ドイツ・ベルリン編(2) 28年ぶりに訪れたベルリンは、ドイツの首都らしく堂々とした、しかしどこか人影が少なく人工的な雰囲気の…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

「有休取らない社員」年5日取得義務化でどう変わる

 A夫さん(46)は、社員数約50人のソフトウエア開発会社の経営者です。3年ほど前から社員の働き方を見直したり、年次有給休暇の取得…

メディア万華鏡
「伝統と創造の会」総会に臨む稲田朋美氏=衆院第2議員会館で2017年12月11日、川田雅浩撮影

本当の敵は誰なのか?「名誉男性」批判へのモヤモヤ感

 「稲田朋美って『名誉男性』なんだって。分かる」というメールが友人から届いて以来、モヤモヤが続いている。 ◇稲田朋美氏に続き杉田水…