中国の習近平国家主席=2017年10月25日、河津啓介撮影
中国の習近平国家主席=2017年10月25日、河津啓介撮影

グローバル世界透視術

「反対の者は挙手!」習主席がつくる重い沈黙と新時代

金子秀敏 / 毎日新聞客員編集委員

 中国の国営テレビが習近平・共産党総書記(国家主席)のことを「領袖(りょうしゅう)」と呼び始めた。日本では昔、自民党に「派閥の領袖」などという政治家がいたが、中国の「領袖」はもっと格が高い。これまでは建国の元勲、毛沢東にだけ使われた。北朝鮮の国営放送が最高指導者を「首領様(スリョンニム)」と呼ぶのに似たニュアンスだ。

 かつて文革中、赤い「紅衛兵」の腕章を巻いた若者たちが「偉大な領袖、毛主席、万歳」と叫び、男も女もこ…

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金子秀敏

金子秀敏

毎日新聞客員編集委員

1948年、東京都生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。73年毎日新聞社に入社。横浜支局、政治部、北京支局、外信部副部長、香港支局長を経て、論説副委員長、論説室専門編集委員を歴任した。2014年から現職。中国や周辺各国の動向を日々チェックし、複雑な国際情勢のウラのウラを読む。

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