高鉄・台南駅のホーム。九州新幹線とどことなく似た空気感がある(写真は筆者撮影)
高鉄・台南駅のホーム。九州新幹線とどことなく似た空気感がある(写真は筆者撮影)

グローバル藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

“岐阜羽島状態”の不便な駅が並ぶ「台湾新幹線」

藻谷浩介 / 地域エコノミスト

台湾新幹線編(2)

 2007年に開業した「台湾高速鉄道」(高鉄=台湾新幹線)。日本と同じように専用軌道を走り、日本の700系車両が走る。だが日本の新幹線と違って、台北以外の駅はことごとく郊外に新設されていることを発見。この路線設計が、新幹線の収支や、台湾の国土構造にいかなる影響を及ぼしているか。台湾新幹線に乗って考えた第2回。

この記事は有料記事です。

残り3576文字(全文3740文字)

藻谷浩介

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外95カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。

イチ押しコラム

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ベイルート港からレバノン山脈を望む。フェニキア語で白の意味の「レバン」からレバノンの名がついた。この山脈に降る雪を意味する(写真は筆者撮影)

レバノン首都ベイルート「中東のパリ」の今を見に行く

 ◇レバノン・ベイルート編(1) シリアとイスラエルという、ややこしい隣人に囲まれた小国・レバノン。1975年4月、東アジアでベト…

世界透視術
中国・北京の人民大会堂

中国富豪の転落死でネットに書かれた「七三死」の意味

 南仏プロバンスにある山村で7月3日、高さ10メートルほどの教会の石壁の上から中国人富豪が転落して死んだ。米誌「フォーチュン」の国…

職場のトラブルどう防ぐ?

「36協定」に署名を求められた32歳営業マンの不安

 A太さん(32)は、従業員数約20人の機械卸会社の営業マンです。2年ほど前に今の会社へ転職しました。職場の雰囲気にも慣れ、気持ち…

メディア万華鏡
秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さん=2017年9月3日、代表撮影

「小室さん留学意向」の記事と新聞・週刊誌の皇室報道

 なんだろうと疑問が湧いた。毎日新聞6月29日朝刊の「小室さん 米留学意向 今夏にも 眞子さま婚約内定者」という記事を読んだときの…

知ってトクするモバイルライフ
キーを搭載した従来型携帯電話として発売される「インフォバーxv」

SNS疲れの人へガラケー型「auインフォバー」復活

 KDDIが、デザインを重視した携帯端末を送り出す「auデザインプロジェクト」を再始動させ、今秋に「インフォバーxv」を発売する。…