高鉄・台南駅のホーム。九州新幹線とどことなく似た空気感がある(写真は筆者撮影)
高鉄・台南駅のホーム。九州新幹線とどことなく似た空気感がある(写真は筆者撮影)

グローバル藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

“岐阜羽島状態”の不便な駅が並ぶ「台湾新幹線」

藻谷浩介 / 地域エコノミスト

台湾新幹線編(2)

 2007年に開業した「台湾高速鉄道」(高鉄=台湾新幹線)。日本と同じように専用軌道を走り、日本の700系車両が走る。だが日本の新幹線と違って、台北以外の駅はことごとく郊外に新設されていることを発見。この路線設計が、新幹線の収支や、台湾の国土構造にいかなる影響を及ぼしているか。台湾新幹線に乗って考えた第2回。

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藻谷浩介

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外95カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。