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「陸王」に出てくる敵役は君子と正反対の“小人”

羽深成樹 / 前内閣府審議官

 作家、池井戸潤氏の原作によるテレビの企業ドラマが人気である。この秋も、TBS系列で放映されている「陸王」が好評を博している。「陸王」は、足袋屋がランニングシューズを開発するストーリーだ。

 池井戸作品では、努力と才覚で成功をつかみとる企業経営者に対し、憎まれ役として、無責任で自己中心的な大企業や銀行の幹部が登場することが多い。「陸王」では、巨大スポーツメーカーの部長や銀行の支店長などがその役回りである。

 しかし、池井戸氏原作ドラマで憎まれ役といえば、何といっても、「半沢直樹」に登場する大銀行の常務を思…

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羽深成樹

羽深成樹

前内閣府審議官

1958年千葉県生まれ。81年東大法学部卒、大蔵省(現財務省)に入省。大蔵省主計局主査、防衛省大臣官房審議官、首相秘書官、財務省主計局次長、内閣府政策統括官などを経て、内閣府審議官。2017年7月退任。著書に「論語と『やせ我慢』」(PHP研究所)。

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