社会・カルチャー「逃げ恥」にみる結婚の経済学

みくりの心の内をじっくり描いた「逃げ恥」原作マンガ

是枝俊悟 / エコノミスト

 この連載では主にテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系列、昨年秋放映)を下敷きに、結婚の形と夫婦のあり方について経済の視点で考えてきました。二人の将来像についてドラマでは結論は示されませんでしたが、原作のマンガではある程度の方向性を示しています。

原作マンガは全43話

 ドラマでは主人公のパートナー、津崎平匡(ひらまさ)からのプロポーズは最後から2話目の第10話の最後に描かれていますが、マンガでは全43話のうちの中盤(第28話)に描かれ、その後、主人公の森山みくりは自分の仕事とも向き合いながら、平匡と籍を入れるべきか、家事の分担はどのような形が良いのかをじっくりと時間をかけて考えていきます。

 ドラマでは感情の揺れ動きがわかりやすく描かれていて視聴者の心をつかみましたが、原作のマンガでは思考…

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是枝俊悟

是枝俊悟

エコノミスト

1985年生まれ。2008年早稲田大学政治経済学部卒業、同年民間シンクタンクに入社。税・社会保障制度の改正による経済や家計への影響などの調査・分析を行う。著書に「大増税時代を生き抜く共働きラクラク家計術」(花輪陽子共著)、「徹底シミュレーション あなたの家計はこう変わる!」など。

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