社会・カルチャー「逃げ恥」にみる結婚の経済学

みくりの心の内をじっくり描いた「逃げ恥」原作マンガ

是枝俊悟 / エコノミスト

 この連載では主にテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系列、昨年秋放映)を下敷きに、結婚の形と夫婦のあり方について経済の視点で考えてきました。二人の将来像についてドラマでは結論は示されませんでしたが、原作のマンガではある程度の方向性を示しています。

原作マンガは全43話

 ドラマでは主人公のパートナー、津崎平匡(ひらまさ)からのプロポーズは最後から2話目の第10話の最後に描かれていますが、マンガでは全43話のうちの中盤(第28話)に描かれ、その後、主人公の森山みくりは自分の仕事とも向き合いながら、平匡と籍を入れるべきか、家事の分担はどのような形が良いのかをじっくりと時間をかけて考えていきます。

 ドラマでは感情の揺れ動きがわかりやすく描かれていて視聴者の心をつかみましたが、原作のマンガでは思考…

この記事は有料記事です。

残り1051文字(全文1404文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン
是枝俊悟

是枝俊悟

エコノミスト

1985年生まれ。2008年早稲田大学政治経済学部卒業、同年民間シンクタンクに入社。税・社会保障制度の改正による経済や家計への影響などの調査・分析を行う。著書に「大増税時代を生き抜く共働きラクラク家計術」(花輪陽子共著)、「徹底シミュレーション あなたの家計はこう変わる!」など。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?

「社員が裁判員に」仕事の忙しさは辞退の理由になるか

 A男さん(48)は社員数50人の中小企業経営者です。ある日、入社5年目のB輔さん(30)から「裁判員に選ばれたので数日休みたい」…

知ってトクするモバイルライフ
「+メッセージ」はNTTドコモ、au、ソフトバンクの3社が仕様を統一してサービス開始

ドコモ・au・ソフバン「+メッセージ」のできばえ

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は、5月9日から「+(プラス)メッセージ」と名づけた新しいメッセージサービスを共同で開…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
アルバニア人の美男美女カップルに誘われティラナのオープンカフェでお茶をする(写真は筆者撮影)

元鎖国国家アルバニア 首都ティラナは明るい街だった

 ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(9) アルバニア。欧州で最も知られざる国。冷戦時代当初はスターリン、次いで毛沢東を範として、世界中…

世界透視術
南浦市の金星トラクター工場で新型トラクターを運転する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信・朝鮮通信)

南北会談で「金正恩氏をどう呼ぶか」の意外に重い問題

 さてもこのごろ、中国のさる片田舎の貧しい農家に地元のお役人が立ち寄り、ばあ様にこう告げたそうだ。 「おばあさん、大変だ。あした、…

メディア万華鏡
月刊誌「新潮45」の(右から)1月号、2月号、4月号

「新潮45」が示す“多様性”を失った雑誌の息苦しさ

 「新潮45」が「Hanada」になっちゃった!──今年に入ってから新潮社の月刊誌「新潮45」が、(柔らかい表現で言うと)保守系月…