思い邪なし

思い邪なし55 セラミックスとの出会い(一)

北康利 / 作家

第一章 勝ちに見放されたガキ大将

セラミックスとの出会い(一)

 これだけ就職難だと親のコネが重要になる。そんなもののまったくない稲盛は、社会の不条理の壁を前にして世をすね始めた。

 (こうなったらインテリヤクザにでもなってやるか!)

 そう思い詰めて鹿児島市の天文館通りにある小桜組の事務所の前をうろうろしたことさえあったという。

この記事は有料記事です。

残り1071文字(全文1233文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン
北康利

北康利

作家

1960年生まれ。東大法学部卒業後、富士銀行(現・みずほ銀行)入行。富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長などを経て、2008年みずほ証券を退職し、本格的に作家活動に入る。著書に「白洲次郎 占領を背負った男」、「吉田茂 ポピュリズムに背を向けて」など。

イチ押しコラム

知ってトクするモバイルライフ
夏モデル全11機種を発表したドコモ

ドコモ夏商戦 ファーウェイ10万円高機能スマホに注目

 夏商戦に向け、ドコモが新たなスマホを発表した。中でも注目を集めたのが、約5年ぶりの採用になる、中国・ファーウェイ製の「P20プロ…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ウェリントンから北上9時間、ハミルトン駅に停車中のノーザン・エクスプローラー号(写真は筆者撮影)

NZ北島を観光特急で縦断 11時間の旅で見えたもの

 ◇ニュージーランド編(2) 隣国の豪州からでも飛行機で3時間半かかる、世界地図の南東に孤立した先進国・ニュージーランド。観光客も…

メディア万華鏡
TOKIOの(右から)松岡昌宏さん、城島茂さん、国分太一さん、長瀬智也さん=5月2日、丸山博撮影

TOKIO「4人の謝罪」と麻生氏の“妄言たれ流し”

 なんで会見するの? 「TOKIO」の山口達也さんが女子高校生への強制わいせつ容疑で書類送検・起訴猶予処分になった問題で、リーダー…

世界透視術
北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長=朝鮮中央通信・朝鮮通信

習近平氏と金正恩氏がたった40日で再会談した理由

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が5月7、8の両日、中国遼寧省の大連を訪れ、習近平中国国家主席と会談した。2人…

職場のトラブルどう防ぐ?

「仕事が生きがい」37歳編集者が“裁量労働”で困惑

 A子さん(37)は、美容・健康分野の専門誌をつくる中堅出版社の編集者で、看板雑誌の副編集長をしています。自分のアイデアを形にした…