IT・テクノロジー知っておきたい電気自動車

電気自動車が広まれば日本メーカーの優位性が消滅?

村沢義久 / 環境経営コンサルタント

 電気自動車(EV)ブームは、「100年に1度の革命」と言われているが、世に出たのはガソリン車より電気自動車の方が先だ。ドイツのカール・ベンツ博士などがガソリン車を初めて製作したのが1885年だが、電気自動車は1830年代に発明されていた。また、時速100キロを達成したのも電気自動車の方が先だ。

 乗り心地も静かな電気自動車の方がはるかによく、そのままいけば「自動車=電気自動車」となったはずだった。ところが、アメリカと中東で大油田が発見されて原油価格が下落、ガソリン車の方が経済的に有利となり、ガソリン車全盛時代となった。

 ガソリン車が普及したもう一つの理由は大幅な技術の改善である。初期の車はスターターがなかったのでドラ…

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村沢義久

村沢義久

環境経営コンサルタント

1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得後、米コンサルタント大手、べイン・アンド・カンパニーに入社。その後、ゴールドマン・サックス証券バイス・プレジデント(M&A担当)、東京大学特任教授、立命館大学大学院客員教授などを歴任。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。

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