フェンス直撃の左越え二塁打を放つプロ野球ヤクルトスワローズのバレンティン選手=東京ドームで2014年7月14日、喜屋武真之介撮影
フェンス直撃の左越え二塁打を放つプロ野球ヤクルトスワローズのバレンティン選手=東京ドームで2014年7月14日、喜屋武真之介撮影

スキル・キャリアミスを見逃さない校閲の技術

「あわや本塁打!」は打者の気持ち? 投手の気持ち?

毎日新聞校閲グループ

 野球の記事にこんな一文がありました。

 <(打者が)四回にはあわや本塁打の左翼フェンス直撃の一打を見せるなど……>

 「あわや」は、「危うく・すんでのところで……するところだった」という意味で使います。「そうならなくてよかった。危なかった」という気持ちが入る言葉です。この記事で「あわや」を使うと、「もう少しで」という意味では合っていますが、「惜しいところで」という意味では違ってしまいます。

 例えば、この場合は「もう一息で」と直せば、「もう少しだったのに惜しかった」という気持ちが表せるでし…

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毎日新聞は東京に40人余り、大阪に30人余りの校閲記者がいる。原則として広告などを除く全紙面について記事のチェックをしており、いわば新聞の「品質管理部門」。書籍などと比べてかなり短時間で仕事をこなさなければならないのがつらいところ。朝刊の校閲作業は深夜になるため生活は「夜型」である。

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