2016年9月22日付の毎日新聞東京朝刊
2016年9月22日付の毎日新聞東京朝刊

スキル・キャリアミスを見逃さない校閲の技術

「見れる、出れる」あなたは「ら抜き言葉」使う派?

毎日新聞校閲グループ

 「見れる」と「見られる」では、どちらを使いますか。

 文化庁の2015年度「国語に関する世論調査」では、いわゆる「ら抜き言葉」である「見れる」「出れる」を普段使うという人の割合がそれぞれ48・4%、45・1%と、「見られる」「出られる」の44・6%、44・3%を上回ったという結果が報告されました。

 五段活用の動詞は「しゃべる」なら「しゃべれる」のように助動詞を使わずに可能動詞がつくれますが、例えば上一段活用の「見る」の可能形は助動詞を使って「見られる」となります。

 この後者の可能形から「ら」が抜けて「見れる」のように言うと「ら抜き言葉」と呼ばれます。

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毎日新聞校閲グループ

毎日新聞校閲グループ

毎日新聞は東京に40人余り、大阪に30人余りの校閲記者がいる。原則として広告などを除く全紙面について記事のチェックをしており、いわば新聞の「品質管理部門」。書籍などと比べてかなり短時間で仕事をこなさなければならないのがつらいところ。朝刊の校閲作業は深夜になるため生活は「夜型」である。