「真の普通選挙を」と書いたボードを持ち警官隊の前に立つ男性=香港で2014年11月26日、隅俊之撮影
「真の普通選挙を」と書いたボードを持ち警官隊の前に立つ男性=香港で2014年11月26日、隅俊之撮影

グローバル世界透視術

「掃黒除悪」習政権が暴力団追放を命じた本当の理由

金子秀敏 / 毎日新聞客員編集委員

 最近、中国共産党と政府が「掃黒除悪(黒を一掃し、悪を除去せよ)」を命じる通達を全国に流した。中国で「黒」といえば暴力団のこと、「悪」の代名詞。通達の趣旨は「組織暴力追放」だ。

 これまでも習近平政権は「打黒(黒をたたけ)」政策を実施してきたが、政権2期目に入って「たたけ」が「一掃せよ」にグレードアップした。たたいてもたたいても中国の黒い勢力は衰えないからなのだ。

 中国の公文書は外聞の悪いことや都合の悪いことを隠すのが普通だが、「掃黒通達」ははっきりとこう書いて…

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金子秀敏

金子秀敏

毎日新聞客員編集委員

1948年、東京都生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。73年毎日新聞社に入社。横浜支局、政治部、北京支局、外信部副部長、香港支局長を経て、論説副委員長、論説室専門編集委員を歴任した。2014年から現職。中国や周辺各国の動向を日々チェックし、複雑な国際情勢のウラのウラを読む。

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