良寛の像=新潟市の西大畑公園で2011年5月21日、川畑さおり撮影
良寛の像=新潟市の西大畑公園で2011年5月21日、川畑さおり撮影

スキル・キャリア思いを伝える技術

良寛さんの戒め「長すぎる話、自慢話、下品な言い方」

川井龍介 / ジャーナリスト

 作家の沢木耕太郎氏が「言葉もあだに」というエッセーで、つい余計なことを言い気まずい思いをした話を書いていました。銀座のバーで隣り合わせた音楽関係者らしき客と歌謡曲の話をするうちに、その人が高名な作詞家とも知らずに「最近はろくな作詞家がいない」と言い、さらに、その人が書いたかもしれない歌詞を「つまらない」と評してしまったというのです。

 このあと幸いにも沢木氏が好きだと言った歌が、この作詞家の作品だったこともあり、会話の続きが良い方に…

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川井龍介

川井龍介

ジャーナリスト

1980年慶応大学法学部卒。新聞記者などを経てフリーのジャーナリスト、ノンフィクションライター。実用的な文章技術を説いた「伝えるための教科書」(岩波ジュニア新書)をはじめ「大和コロニー~フロリダに『日本』を残した男たち」(旬報社)、「フリーランスで生きるということ」(ちくまプリマ―新書)を2015年に出版。このほか「ノーノー・ボーイ」(ジョン・オカダ著、旬報社)の翻訳をてがける。