青空が広がる北京市内。習近平指導部が進める環境対策の「成果」だ=2018年2月12日、赤間清広撮影
青空が広がる北京市内。習近平指導部が進める環境対策の「成果」だ=2018年2月12日、赤間清広撮影

グローバル海外特派員リポート

強引な大気浄化作戦の裏にある習近平政権の“新方針”

赤間清広 / 毎日新聞中国総局特派員(北京)

 深い霧がかかったような暗い街並み。道行く人は皆、丈夫なマスクをつけ、毎日スマートフォンで大気の汚染状況をチェックする--。これが大気汚染が深刻な北京の日常だ。

 特に気温が氷点下10度を下回ることも珍しくない冬は、「暖気」と呼ばれる石炭などを使う集中暖房が一斉に始まるため、汚染に拍車がかかる。大気重汚染を指す「赤色警告」が発令され、小中学校がすべて休校となることも度々だ。

 「北京の冬」と聞いて日本の読者が真っ先に思い浮かべるのも、このような寒々した風景ではないだろうか。

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赤間清広

赤間清広

毎日新聞中国総局特派員(北京)

1974年、宮城県生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。経済部では財務省、日銀、財界などを担当した。16年4月から現職。中国経済の動きを追いかけている。

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