マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

「地域金融機関でまた損失!?」外債運用の落とし穴

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 2018年3月の決算期末が近づいてきた。銀行の決算内容が厳しいものとなるのはほぼ確定的だが、なかでも注目されるのは有価証券運用である。相変わらず、地銀など地域金融機関のなかに、運用難からハイリスク商品の投資を行ってきたところがあるからだ。

 国内外の株式相場はこのところ、一時のような大幅下落の場面は少なくなってきた。引き続き、上下に振れやすいものの、相場水準は次第に切り上がり始める気配もある。その意味では、長期投資を心がけてきた銀行には安心感が戻りだしているようだ。

 ところが、そうしたなかにあっても、外国債運用で厳しい状況に立たされてしまった地域金融機関があるよう…

この記事は有料記事です。

残り1318文字(全文1603文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

ニッポン金融ウラの裏
 

消費者金融の「無人店舗」新設が目立つ意味合いは?

 消費者ローン市場で微妙な変化が表れ始めている。銀行のカードローン融資残高が少しずつ減少する一方で、消費者金融など貸金業者のローン…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ユジノサハリンスク市街東外れの丘のふもとにある勝利広場とギリシャ正教会(写真は筆者撮影)

ユジノサハリンスクの街に見た「ソビエト」の名残り

 ◇ロシア・ユジノサハリンスク編(2) 2018年6月末、日本政府が設置した「サハリン日本センター」主催のロシア人向け講座の講師と…

メディア万華鏡
 

平成とともに消え去る?「女子アナ時代」の30年

 小宮悦子(元テレビ朝日)、高島彩(元フジテレビ)、田丸美寿々(元フジテレビ)、八木亜希子(元フジテレビ)、吉川美代子(元TBS)…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

「定時帰りは無理!?」26歳女性“固定残業代”への疑問

 A子さん(26)は、3カ月前に今の会社に転職しました。職種は営業アシスタントです。転職以降、定時に上がれる日がほとんどありません…

知ってトクするモバイルライフ
プライバシー重視の方針を打ち出すアップル。開発者向け会議でもプライバシーに関してはたびたび言及される(写真は2018年6月のアップルの年次開発会議<WWDC>)

アップルが「GAFA」一括りにされるのを嫌がる理由

 総務省は、電気通信事業法の「通信の秘密」の規定を、巨大なプラットフォームを持つ海外のIT企業にも域外適用する方向で検討を進めてい…