スキル・キャリアキャリアを築くヒント

「9割は潰される」若手が企画を通すための考え方

細川義洋 / ITコンサルタント

 先日、大手企業の取締役たちが次世代の人材育成について話し合う会議に同席しました。人生の先輩である百戦錬磨のビジネスマンの話は、傾聴すべき点が多くありました。その中で、多くの取締役が若手社員に思うこととして、「シッククラウド(分厚い雲)を突き抜けてほしい」と言っていました。

 シッククラウドは、会社組織を空に例えた言葉です。取締役層は雲の上の、自由な発想や意見を気兼ねなしに言える“いつも晴れている場所”にいます。しかし若手社員は、例えば新製品やサービスの企画、業務の改善点を思いついても、中間管理職という「分厚い雲」があり、取締役まで伝えられません。取締役層は、「若手にはシッククラウドを突き抜けて声を届けてほしい。若く思い切りのある発想を生かさないと会社の未来がない」という危機感を持っていました。

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細川義洋

細川義洋

ITコンサルタント

1964年、神奈川県生まれ、立教大学経済学部経済学科卒。NECソフト(現NECソリューションイノベータ)、日本IBMでシステム開発やコンサルティングを行う。著書に「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」「IT専門調停委員が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則」(日本実業出版社)などがある。