「つみたてNISA」普及の旗を振る金融庁
「つみたてNISA」普及の旗を振る金融庁

マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

「つみたてNISA」腹背メガバンクに金融庁の怒り

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 企業が新入社員を迎えるシーズンとなった。そうした若い世代の長期的な資産形成に向け、金融庁は「職場つみたてNISA(少額投資非課税制度)」の普及を進める旗を振ってきた。ところが、企業の新人研修の場で、この制度が福利厚生の一つとして紹介されているといった話がいっこうに聞かれない。

 それを実感させる出来事が「つみたてNISA推進・ハイレベル協議会」という会議の場で繰り広げられた。会議が開かれたのは3月14日。場所は、同協議会の事務局を務める日本証券業協会が入居する東京・兜町の東京証券会館の会議室である。

 会議には、メガバンク3グループ、大手証券、ゆうちょ銀行、千葉銀行、栃木銀行の役員が出席した。金融庁…

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浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。