「つみたてNISA」普及の旗を振る金融庁
「つみたてNISA」普及の旗を振る金融庁

マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

「つみたてNISA」腹背メガバンクに金融庁の怒り

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 企業が新入社員を迎えるシーズンとなった。そうした若い世代の長期的な資産形成に向け、金融庁は「職場つみたてNISA(少額投資非課税制度)」の普及を進める旗を振ってきた。ところが、企業の新人研修の場で、この制度が福利厚生の一つとして紹介されているといった話がいっこうに聞かれない。

 それを実感させる出来事が「つみたてNISA推進・ハイレベル協議会」という会議の場で繰り広げられた。会議が開かれたのは3月14日。場所は、同協議会の事務局を務める日本証券業協会が入居する東京・兜町の東京証券会館の会議室である。

 会議には、メガバンク3グループ、大手証券、ゆうちょ銀行、千葉銀行、栃木銀行の役員が出席した。金融庁…

この記事は有料記事です。

残り1276文字(全文1578文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

世界透視術
中国・北京の人民大会堂

中国富豪の転落死でネットに書かれた「七三死」の意味

 南仏プロバンスにある山村で7月3日、高さ10メートルほどの教会の石壁の上から中国人富豪が転落して死んだ。米誌「フォーチュン」の国…

職場のトラブルどう防ぐ?

「36協定」に署名を求められた32歳営業マンの不安

 A太さん(32)は、従業員数約20人の機械卸会社の営業マンです。2年ほど前に今の会社へ転職しました。職場の雰囲気にも慣れ、気持ち…

メディア万華鏡
秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さん=2017年9月3日、代表撮影

「小室さん留学意向」の記事と新聞・週刊誌の皇室報道

 なんだろうと疑問が湧いた。毎日新聞6月29日朝刊の「小室さん 米留学意向 今夏にも 眞子さま婚約内定者」という記事を読んだときの…

知ってトクするモバイルライフ
キーを搭載した従来型携帯電話として発売される「インフォバーxv」

SNS疲れの人へガラケー型「auインフォバー」復活

 KDDIが、デザインを重視した携帯端末を送り出す「auデザインプロジェクト」を再始動させ、今秋に「インフォバーxv」を発売する。…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ダーウィン市街北西部のマリーナに沈む壮絶な夕日(写真は筆者撮影)

豪ダーウィン 人口爆発アジアに近いのを生かせない町

 ◇豪ダーウィン編 広大なオーストラリアの中でも最も人口希薄な北部準州(ノーザンテリトリー)。州都ダーウィンは、世界4位の人口大国…