スキル・キャリア思いを伝える技術

聞き上手な人は「氷を砕くように」相手の壁を取り払う

川井龍介 / ジャーナリスト

 相手から伝えられる内容は、聞き方によってまったく変わります。言い換えれば、思いや事実をうまく引き出すには、聞き方が肝要です。

 そのいい例がインタビューです。初めて広報の仕事についたある若い会社員が、広報誌の記事を書くためにインタビューをしてみて、いかに聞き方が難しいかを実感したといいます。聞きたいことをあれこれ用意したのですが、話は途中でどんどん違う方に行ってしまい、結局まとまりのないものになってしまったからです。

 誰かに話を聞き、それをリポートにまとめることは仕事上よくあります。これには、それなりの心構えとテク…

この記事は有料記事です。

残り1492文字(全文1752文字)

川井龍介

川井龍介

ジャーナリスト

1980年慶応大学法学部卒。新聞記者などを経てフリーのジャーナリスト、ノンフィクションライター。実用的な文章技術を説いた「伝えるための教科書」(岩波ジュニア新書)をはじめ「大和コロニー~フロリダに『日本』を残した男たち」(旬報社)、「フリーランスで生きるということ」(ちくまプリマ―新書)を2015年に出版。このほか「ノーノー・ボーイ」(ジョン・オカダ著、旬報社)の翻訳をてがける。