くらし高齢化時代の相続税対策

相続対策と含み損処理 84歳社長の超「一石二鳥」術

広田龍介 / 税理士

 創業65年の被服メーカーH社は、戦後、個人事業からスタートして業容を拡大、バブル期に創業地の隣県から東京に進出した企業だ。

 2代目社長であるIさんも84歳。相続対策を見据え、会社の財務内容を健全にしたうえで、長男(50)に経営をすべて任せたいと思っている。ここのところ、長男の手腕で業績は上向きの方向だ。従業員からの評価も高く、この機会に早く解決をしたい。

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。