IT・テクノロジー知っておきたい電気自動車

「電気自動車に必須」モーターや電池は日本が強い分野

村沢義久 / 環境経営コンサルタント

 自動車の電動化が進むことによって、多くの装置や部品、資源がいらなくなり、逆に新しいものが必要になる。いらなくなるものの代表はエンジン。それから、エンジンを動かすための部品であるピストンリングや燃料噴射装置、点火プラグなど。

 ピストンリングは日本勢の強い分野だから影響は大きい。世界の市場は、トップ6社(3グループ)で90%を占めるが、その中に日本のリケン、TPR、日本ピストンリングの3社が入っている。円環状の小さな部品だが、1000分の1ミリ単位での精密さが求められる重要部品。それがいらなくなってしまう。

 またガソリンが不要なので、ガソリンスタンドがなくなり、10兆円といわれるガソリン市場が消える。また…

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村沢義久

村沢義久

環境経営コンサルタント

1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得後、米コンサルタント大手、べイン・アンド・カンパニーに入社。その後、ゴールドマン・サックス証券バイス・プレジデント(M&A担当)、東京大学特任教授、立命館大学大学院客員教授などを歴任。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。